出口の無い部屋

要はマジカオス。 初めていらっしゃった方はカテゴリーの〈はじめに〉をお読みください。

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【答えを教えて】 

久々に何となく。
てか私はこれよりなによりやらなきゃならんことがあるだろーに。
し・か・も
無駄に長い……上に犯罪……だよね。

結論:私は懲りてない。つか悪化してる。


答えを教えて

知ってますよ。
私はあなたがへたれで不器用で甘甘の甘ちゃんで、およそこちらの世界に向いてるなんて言えない。
そのくせ、守りたいものが多くて。
守りきれなくて悲しい想いをして、辛そうにしていて。
でも、昔のある出来事が深く行動理由にあるらしくて投げ出さないで、ひとりでどうにかしようと悪あがいてる。
昔のことは誰にも明かさない上で。


 放課後、学内道場で久々にその生徒を見かけた気がする。にこにこと人の良さそうな笑顔を浮かべながら少女は近付いて来た。
「センセ」
「ん?」
「センセを見てると無性にいじめたくなります」
 突如生徒にそんなことを言われ、教師は意味をかみ砕くのに4秒ほど時間を有した。
「……俺に自虐趣味はないぞ?」
「私も嗜虐趣味はありませんが」
なんだそれは。
 教師は自分を含め二人にツッコミを入れ、頬を掻いた。
「で、何が言いたいんだ?」
「センセに直接言ってみれば、自分がなにを言いたいのか分かるだろうと思ったんですが……無意味だったようです」
あっけらかんと少女は言う。
 教師にしてみれば、混乱することこの上ない。
「無意味ってどういう――」
「まぁまぁ。眉間にシワを寄せていると顔が崩れますよ?」
「顔が崩れ……って、誰がそうさせてると思ってるんだ!」
教師が怒ってみせると生徒は楽しそうに「誰ですか? まったく許せませんね」と声を出して笑う。
 少女が本当に笑ってくれたならいいけれど、笑顔のくせに寂しげに見えた。この生徒はいつも、もっと完璧に感情を隠すのに。不安定なんて、らしくない。
「……なにか悩んでるなら言えよ? 話なら聞くから」
「それはどうも。センセに心配されるとは、私も歳を取ったものです」
 やれやれ、とわざとらしく肩を落とす女生徒に、“やれやれ”はお前だ、と口の中で教師は呟いた。


「それって、『可愛い子ほどいじめたい』ってやつだと思う」
 不可解な女生徒のことは同じぐらいの年頃である少女に聞いた方が早いだろうと考え、尋ねた結果がこれだ。
「それはないと思うぞ」
 教師は首を横に振った。20を過ぎて何年か経った男に対して可愛いなどと誰が思うのだろうか。そうだったらあまりに意外だ。
「何でそう思うんですか?! 『愛があれば歳の差なんて関係ない』て言うじゃないですか!」
「いや……落ち着け」
 少女の瞳がキラキラと輝き、教師は言葉の勢いを削がれる。
「あ、丁度いいところに! おーい」
「なんですか?」
 少女の呼び声に、噂にしていた少女が反応した。
「先生が話あるんだって」
ちょっと待てと教師が叫ばなかったのは奇跡に近かった。
「そうですか」
「私は会う約束してる人がいるから」
「はい、いってらっしゃい」
 一連の女生徒たちのやり取りに、教師はついていけてない。女生徒は爪先を教師の方へと向ける。
「で?」
「え?」
「『え?』じゃありませんよ、私に用があるのでしょう?」
 女生徒は小首を傾げる。黒髪がさらりと音を立てた。
「お前、俺は可愛いか?」
 咄嗟のことで混乱していたんだ、と言い訳をしたいほどの失態だった。
「鏡でも見てきたらどうですか?」
「~~ッ」
少女の切り返しに教師は赤面して二の句が告げられなくなる。
「20代中頃の男性がいきなりする質問ではありませんね。何故いきなりそんなことを?」
 完全に会話のイニシアチブは女生徒にあった。
「梅垣(うめがき)とそういう話になったんだ」
「それはそれは随分愉快な話をしたんですね。それで? 芽衣(めい)はあなたを可愛いと褒めてくれたんですか? それを私にも言えとでも? 価値観の強要はいささか不愉快ですよ」
 途端饒舌になった少女の言葉に、教師は動揺と共に違和感を覚えた。いつも冷静なこの生徒が何故こんなに感情を露にしているのか。やはり不安定だ。不安定なんて、らしくない。
「落ち着け! どうしたんだ?」
「……。用は済んだようなので、失礼します」
「おい、九条(くじょう)待て。どうしたんだ?」
 教師が少し低い声で呼び止めた。教師の目を見ない少女の姿はあまりにらしくない。
「……芽衣がセンセと話していて、可愛いと褒めたと聞いて……柄にも無く混乱してしまいました」
見ている教師の方が痛くなるほど、心底申し訳なさそうな顔をして話す少女に教師は一言だけ尋ねた。
「だからって、なんでそうなるんだ?」
「……わかりません」
 ややあって、生徒は短く答えた。

万一、と思っただけだ。
九条の言う『梅垣と俺が話していて、可愛いと褒めたと聞いて混乱した』というのが、万に一つ嫉妬からくるものだったら。もしかしてそれは。

「……可能性の話だが、もし俺がお前のものになったらどうする?」
 躊躇するような間のあとで、女生徒は嘆息した。
「人が誰か一人のものになるなんてありえない話です」
「はぐらかすな」
教師の声は教師の予想を越えて真剣に響いた。
「お前……俺が……すきなのか?」
 教師はゆっくりとそう尋ねた。
「……すき……ですか?」
 ぽつりと少女が鸚鵡返しに呟く。

「答えられません。私の思うこれが、センセの言う“すき”なのか、自信がないんですよ」
自嘲気味に言う少女に、教師は少し身を乗り出した。
「俺が何か言ったら?」
「センセがどのようなことを言っても逃げないようにありたいとは思います」
「俺が悩んでいたら?」
「可能なかぎり、センセになら手を貸してあげてもいいですよ」
「俺に何かあったら?」
「今までも、そうしてきましたからね。きっと惰性で、死ぬまで守ろうすると思いますよ」

少しずつ、いつものペースに戻ってきたことを嬉しく思いながら、教師と生徒は続けた。
言うなればそれは“すき”のテストで。

「私がセンセを“すき”だということ……間違っていませんか?」
「なんで俺に聞くんだ」
もう充分に、テストをしただろう。と教師は生徒に視線を向ける。
 生徒はくすりと声を立てて笑った。
「眉間にシワを寄せていると間抜け顔がさらに間の抜けた顔になりますよ?」
「教師に向かって間抜け……って、コラ。何なんだ? お前は」
「ああ、すみません。何か仰いましたか? 最近耳が遠いようで……年は取りたくないですねぇ」
「俺よりお前は若いだろうが」
「なるほど、怒りっぽいのも老けているからですか?」

 END

誰かプロットの組み方教えてください。教師がへたれで不器用なところとか、生徒がセンセをいじめる理由が書けなかった。何より、途中で飽きました。教師をあのヒトのつもりで書いたのにあのヒトじゃ全然なくなってて。ああもうひどい。生徒はやりたいようにやったら、どっかの誰かになった。覚えていたらこれは一ヶ月くらいして下げたいです。あ、余白を見ちゃった人は体育館の裏へご招待です。
〈モノカキ@短〉 | トラックバック(-) | CM(1)
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[ 2008/04/12 21:07 ] [ 編集 ]
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