出口の無い部屋

要はマジカオス。 初めていらっしゃった方はカテゴリーの〈はじめに〉をお読みください。

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小ネタ。1。 

リアタイのブログにでも載せようかと思ったけど、
こっちは文字色変えられることを思い出したんだ。
ネタだから、詳しい突っ込みナシで。
気づいちゃった人は、こいつオワタ /(^^)\ て思ってください。
その通りなんで。


 銃声が響いた。

 嫌な予感に背筋が泡立つ。

 胸で焼けつく一つの命題。
 あの男は今、どこだ?






 果てのないほどの階層を上へ上へと上り詰める。目指すは最上階。そこにいる男を仕留めなくては。
 またひとつ階層を上った。
 先行しているのだろう、あの男の姿はひとまず見当たらない。
 いるのは敵の姿。
 どうやら、別の階層に出たらしい。

 飽きるヒマもないほど、斬り続けて、残骸だけが其処に残る。

 さらに階層を上った。
 残骸が散らばるそこは既に誰かが戦った痕だ。
 残骸を踏みしめながら、足を進めると、

連続した銃声。
そして、誰かの叫ぶ声。

 音に気を取られて、背後の気配に一瞬遅れた。
 抜刀。遅い。鍔迫り合いになってしまった。
「――!」
 あの男が、私の名前を呼んだ気がした。
 視界の端の端で死にぞこないが、刀を投げるモーションがコマ送りに見えた。
 脇差を抜いて飛んでくるそれを弾いた。

 必然、鍔迫り合いの力が緩む。
 弾かれた刀を見る間もなく、襲いかかる銀につかまらぬように身をそらす。
 灼熱が生まれた。
 それをそのままに、むしろ原動力にして銀の間隙をぬって、脇差を喉に叩きつけた。

 膝をついていた。立てない。視界が明滅を繰り返す。
 ここで終わるのか。

――否。
 あの男の名を呼ぶ声がした。そこにいるのだ。行かなくては。
 顔面に宿った灼熱に布を押し当てた。



 ようやく再会したあの男は、彼の人の腕の中で倒れていた。

 名を呼んだが、戦慄く唇では弱弱しい音にしかならなかった。

零れたのは一筋の紅

(反応がなかった。こちらの声は届かなかったのか)



要は、刀避け損ねて眼球傷つけられて、
そこに布押し当てて、
それでも出血止まらなくて布から一筋、赤が零れた的な。

あの男は、人の名前を呼ぶことはない。だから、たぶん幻聴。もしくは霊的な。

最後まで追い付けないのか。追い付けたのか。どっちだろ
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